あの人は儲けている・・

5月 30
2010



株の世界では損をしている人が多いものです。
しかし一方では、着実に儲けている人もいます。株取引で大儲けした人はそのことを吹聴することは少ないものですが、中には成功体験を本に書いて、よく知られている人もいます。

例えば主婦のAさんは、元手は100万円、株式投資は独学でスタートして、5年で3000万円まで増やしています。また、Bさんは1000万円の資金を元にして1年余りで2億円を稼ぎ出しました。他にもサラリーマンながら3年で資産を20倍にしたCさんなどが有名です。

また、大儲けした人ばかりではなく、生活費や小遣いを毎月コンスタントに稼いでいる人は年齢や性別を問わず大勢います。

ここでは、Xさんという人の例を紹介します。Xさんは2000年ごろから株式投資を始めるようになりました。

失敗の原因を考えた

そのXさんも、最初からうまく儲けられたわけではありません。先ほどの失敗例の人のように、株を始めて間もない頃は右も左も分からず、証券会社の営業マンやマネー雑誌等からの情報を鵜呑みにして売買し、失敗することも多かったのです。

しかし、「このままでは、いつまでたっても同じことの繰り返しではないか?」と思い、何か問題なのかを考えました。そして「人の意見に左右されるばかりで、自分でよく考えていないのが悪いのではないか?」ということに気づきました。

株式投資の基礎知識を学んだ

そこでXさんは「自分で考えて株式投資をしよう」と決意しました。しかし、自分で考えようにも、知識がほとんどありませんでした。そこでまずは、自分で考えられるようになるために、株式投資の基本から勉強をやり直すことにしました。

書店に行くと、株式投資関係の本は山のようにありますが、その中からいろいろな本を選んで読んでみました。特に、株の基本からきっちりと書いてある本を中心に、読むようにしました。

また、新聞の経済面を毎日読んだり、テレビのニュースで経済関係の情報を関いたりして、経済の動きに関心を持つようになりました。 このような勉強をした結果、売買する銘柄を自分である程度判断することができるようになりました。また、売買するタイミングも、徐々に見えてくるようになってきました。

投資のやり方も変えた

さらに、それまでとは投資のやり方も変えました。
最初の頃は、1つの銘柄に資金を一気に投入していました。成功すると結構儲かりましたが、失敗すると大損をしてしまい、資金が非常に不安定になるという問題がありました。

そこで、この方法をやめて、資金を複数の銘柄に分散して投資するように変えました。その結果、大きく儲かることは減りましたが、大きく損をすることも減り、全体的に資金の動きが安定するようになってきました。

値上がり益を狙うだけではない

また、株というと大半の人は「値上がりによる利益」を求めがちですが、それだけではないということも分かってきました。
まず、株を持ち続けていると「配当」をもらうことができます。銘柄によっては、株価に対して年に2~3%程度の配当が出るところもあり、そういった銘柄を利用してこつこつ稼ぐことも行うようになりました。

さらに、最近では「株主優待」に力を入れる企業も増えてきました。調べてみると、自分のお気に入りの飲食チェーン店が、株主優待として食事券をプレゼントしてくれることを知って、その株を買ってしばらく待つことにしました。

こうして、Xさんは大儲けばかりを狙うのではなく、手堅く稼ぐことで今では株の儲けや配当が生活費の足しになるぐらいになってきました。また、株主優待の制度を利用して休日には家族ともども生活をエンジョイしています。




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