複数の証券会社を使い分ける場合

7月 08
2010



証券会社によってサービスや手数料体系に違いがあるので、複数の証券会社を組み合わせて、取引ごとに最適な証券会社を選ぶ、という方もいることでしょう。その場合は、納税が複雑になります。

すべての証券会社で利益が出ている場合は、源泉徴収で納税は完了します。この場合は問題ありません。しかし、損失が出ている証券会社がある場合は、源泉徴収のままだと損をしてしまいます。

例えば、次の表のように3社で取引をしたとしましょう。A社とC社では利益が出ていますから、これらの証券会社では利益に対して10%の税金が源泉徴収されます。これに対して、損失が出たB社では税金はかかりません。 トータルすると、3万円の税金が源泉徴収されます。

しかし、実際の利益はトータルで25万円であり、その10%は2万5,000円です。 5,000円の税金が余分に源泉徴収されていて、このままでは損をすることになります。このような場合は、確定申告することで、とられすぎた5,000円の税金を還付してもらうことができます。




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