株取引当日市場が開く前の情報チェック

7月 10
2010



市場が聞く前にも、情報をチェックしておきます。基本的には、前日の夜と同じことを行います。各種の情報をチェックして、今日の市場に備えます。まず、新聞に目を通しましょう。日本経済新聞を読むのがベストですが、一般紙の経済面を読むことでも十分に役立ちます。インターネットで日本経済新聞のホームページに接続して、情報を得るのも良いでしょう。

また、アメリカ市場の終値もチェックしておきましょう。 アメリカ市場が終わる時刻は、日本時間では午前6時(サマータイム期間は午前5時)なので、朝起きた頃にちょうどアメリカ市場が終わっています。
 
アメリカ市場で大きな動きがあった場合にデイトレードをするときは注意が必要ですが、日本市場において株の動きのトレンドを考えるうえでアメリカ市場の動きは参考になります。やはり、アメリカ市場が上がると日本市場でも上がる傾向がありますし、逆にアメリカが大きく下がっていれば日本市場にも悪影響が出やすい傾向があります。





寄り付き状況の情報チェック

7月 10
2010



家でずっと市場を見ていられる方なら、寄り付き前後の状況もチェックしておくと良いでしょう。午前9時になると市場が開きますが、それからしばらくすると、寄り付き直後の売買状況の情報が出てきます。

●テレビ東京系「株式ワイドモーニングベル」を見る
テレビ東京系のチャンネルがある地域なら、朝9時から始まる「株式ワイドモーニングベル」の番組を見ると良いでしょう。寄り付き前後の市場の状況についてアナウンスがあるので、それを参考にすることができます。

●ネット証券の情報サービスを利用する
また、ネット証券の情報サービスでも、寄り付き前後の情報を得ることができます。市場に影響を与える要因や、注目されている銘柄や市場全体での買い注文/売り注文の株数といった状況が出ます。情報サービスのページに接続して、「市場概況」などのところを見れば、寄り付き直後の状況を知ることができます。買い注文が多い状況を「買い越し」、売り注文が多い状況を「売り越し」と呼びます。

●外国人投資家の売買動向に注目
特に、外国人投資家の売買動向に注目しましょう。現在の日本市場では外国人投資家のシェアが高いので、外国人投資家が買うか売るかによって、株価が左右されます。外国人の買い注文/売り注文の株数と、買い越し/売り越しの情報も発表されるので、それをチェックします。

外国人投資家の売買動向は、「テクノバーン」という情報サイトを使うと詳しく調べられます。マーケット情報のページ(http://www.technobahn.com/market/)に接続すると、「株式市況」という部分があり、「寄り付き前・外資系証券注文状況」という情報が出るので、そこを調べます。

●日経平均株価の動きをチェック
さらに、デイトレードをする場合は、寄り付き直後の日経平均株価の動きもチェックしておきましょう。寄り付き直後に日経平均株価が前日比で100円程度高く始まった場合、その日はその高値付近で株価があまり動かなかったり、遂に下がったりすることもあります。注意した方が良いでしょう。

遂に、寄り付きで日経平均株価が100円程度下がって始まった場合も、その付近で膠着状態になって、株価が動かなくなることがあります。ただ、寄り付きで200円を超えるような下げがあると、その日はさらに下げることもあるので、短期売買をしている方は損切りを考えた方が良いでしょう。





株取引する銘柄を絞り込む

7月 10
2010



デイトレードをするなら、前日にリストアップした銘柄の中から値動きをチェックしながら買う銘柄を絞り込んでいきましょう。寄り付き直後の状況をチェックすると、話題の銘柄の話がいくつか出てくるので、そういった銘柄のこれまでの株価の動きや、今日の寄り付き後の株価の動きをチェックして、買ってうまくいきそうかどうかを判断します。

ただし、寄り付きから30分ぐらいは売り買いが交錯して、株価が激しく揺れ動くこともよくあります。特に、話題になっている銘柄ほど、そのような傾向が高くなります。そのような動きに翻弄されてしまうと、失敗しやすくなります。株価の動きが激しい場合は、最初の30分ぐらいは様子を見て、方向性が見えてきてから買い注文を出す方が良いでしょう。





前場終了後の情報チェック

7月 10
2010



前場が終了したら、前場の全体的な状況をチェックすると良いでしょう。テレビ東京では、午前11時から「ニュース&マーケットイレブン」という番組があります。株専門のニュース番組ではありませんが、前場の全体的な状況や、動きのあった銘柄について若干の解説などがあります。

また、インターネットでも情報をチェックしておきましょう。特に、デイトレードや短期売買をされる方は、値上がり率(値下がり率)ランキングをチェックしておくことをおすすめします。前場で株価が大きく動いた銘柄は、短期売買のターゲットとして適していると思われるので、チェックが必要なわけです。

さらに、自動売買ができる証券会社を使ってデイトレードをする場合は、後場に備えて、前場と後場の間に自動売買の注文を出しておくと良いでしょう。なお、株価の動きが大きい銘柄では、前場の終値と後場の始値が飛ぶこともあります。後場が始まったら、手持ち銘柄の株価の動きを一通りチェックしておきましょう。





大引けの前後にチェックすること

7月 10
2010



大引けが近づいてきたら、デイトレードで買っていた銘柄については、売って損益を確定させておきます。デイトレードするつもりで買ったのであれば、明確な理由がない限りは、翌日に持ち越すべきではありません。

証券会社によっては、「大引けで成り行きで売る」という注文方法を取ることができます。この方法を使えば、大引けで売り切りやすくなります。ただし、買い注文よりも売り注文の方が多いと、「大引けで成り行き売り」の注文は約定しない場合もあります。

損益を確定させる銘柄については、大引けギリギリまで注文を保留せずに、早めに売り注文を出しておく方が良いでしょう。