海外市場の動きをチェックする

7月 07
2010



日本の市場が終わるのは午後3時ですが、日本時間の夕方になると、ヨーロッパ(イギリスやドイツなど)の市場が開きます。そして、日本時間の深夜に、アメリカの市場が間きます。

世界の株式市場は、アメリカ市場の動きに大きく影響されます。アメリカ市場が大きく上昇すると、その翌日の日本やヨーロッパの市場も上昇することが一般的です。逆に、アメリカ市場が大きく下がると、翌日の日本やヨーロッパの市場も下落しやすいものです。したがって、アメリカ市場の動きはチェックすることが必要です。

●アメリカの市場が間いている時間帯
アメリカの市場は、現地時間で午前9時30分から午後4時まで開いています。アメリカではサマータイムが導入されていて、4月の第一日曜日から10月の最後の日曜日までは、現地時間の午前9時30分は、日本時間の午後10時30分にあたります。それ以外の期間は、現地時間の午前9時30分は、日本時間では午後11時30分にあたります。

●アメリカ市場の動きの見方
アメリカ市場の動きは、アメリカのYahoo!Finance等で調べることができます。ほぼリアルタイムで株価が更新されるようになっています。

Yahoo!Financeのトップページ(http://finance.yahoo.conl)に接続し、「MarketSummary」の欄を見ると「Dow」「Nasdaq」「S&P500」の3つの指数が表示されています。これらは市場全体の動きを表す指数で、非常に重要です。

Dow(ダウ)はダウ・ジョーンズ社が発表している「ニューヨークエ業株30種平均」のことで、アメリカの主要な30銘柄の平均です。日本の日経平均株価と同じようなものです。 Nasdaq(ナスダック)は「Nasdaq指数」です。 Nasdaqはハイテクなどの新興企業が中心になっている市場で、Nasdaq指数はNasdaq市場全体の動きを表す指数です。

最後の「S&P500」は「スタンダード・アンド・プアーズ500種指数」と呼ばれるものです。スタンダード・アンド・プアーズ社によって計算されている指標で、主要な500銘柄の時価総額をベースに計算されている指標です。日本で言えばTOPIXに近いものになります。

●動きが悪いときもある
最初に学んだように、日本の株価がアメリカに連動することは往々にしてよくあります。ただし、アメリカの株価の動きが大きかったときの翌日はデイトレードに向いているかというと必ずしもそうではありませんので、デイトレードをされる方は注意が必要です。

アメリカの株価が大きく動くと、日本の各銘柄も寄り付きで前日の終値から大きく値が飛びやすくなります。しかし、そのような動きをしたあとは、一日を通して株価がさほど動かないこともしばしば見受けられます。  「昨日はアメリカが大きく上がったから、今日は買いのチャンスだろう」と考えるに)は、必ずしも正解だとは言えない場合があるので、注意が必要です。





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