高速で安定している「光ファイバー回線」

5月 17
2010



ADSLは料金が安く、また電話回線をそのまま使えることから、急速に普及しました。しかし、ブロードバンドの本命はADSLではなく、「光ファイバー回線」です。光ファイバーは電気信号を光に変えて通信するもので、高速でかつ安定した通信を行うことができます。

2004年秋以降、急速に光ファイバーを使える地域が広がってきています。また、サービス開始当初に比べると料金も安くなってきて、月額で6,000円~7,000円程度で光ファイバーを使うことができます。

光ファイバーを利用するには

光ファイバーの利用手順も、基本的にはADSLと同じです。プロバイダに「光ファイバーを使いたい」と申し出て手続きをします。 大半の地域では、NTTの「Bフレッツ」というサービスを利用して、光ファイバー接続をすることになります。また、一部の地域では、電力会社の光ファイバーサービスを利用できるところもあります。

さらに、東京近辺など一部地域では、有線放送会社の「USEN」が行っている光ファイバーサービスを利用できるところもあります(USEN白身がプロバイダを兼ねています)。 USENのサービスは、一番安いコースでは料金が月額2,980円と安いのがメリットです。

光ファイバーでインターネットに接続するには、「ONU」という機器を設置して、それをパソコンと接続します。これらの設置や接続は、キャンペーンで無料サービスになっていることも多いでしょう。
また、ONUは通常はレンタルになり、プロバイダの料金などにONUの利用料も含まれます。

光ファイバーのデメリット

光ファイバーのデメリットとして、「まだ全国には普及していない」という点があります。東京や大阪などの大都市圏ではほぼ使えるようになっていますが、それ以外の地域では使えないところも少なくありません。

また、工事関係が複雑です。光ファイバーはケーブルを屋内に引き込むので、工事が必要です。持ち家の一戸建てならまず問題ありませんが、マンションやアパートであると個別にケーブルを引き込むことは難しいでしょう。 マンションやアパートでは、その付近まで光ファイバーを引き込み、そこから先は電話回線や無線等を利用して、各家庭とインターネットとを接続する形を取ります。そのため、ある程度まとまった件数が同時に加入しないと、導入できない場合があります。

新築のマンションであると、「ブロードバンド対応」として、そのような配線工事が済んでいる物件もあります。しかし、以前からあるマンション等であると、そうはいきません。マンション等の管理業者と相談して、光ファイバーを導入できるかどうかを確かめるようにしましょう。





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