口座開設に必要な書類を取り寄せる

6月 19
2010



証券会社をどこにするかを決めたら、実際に口座を開設する手順に移りましょう。最初に行うことは、口座開設に必要な書類を証券会社から取り寄せることです。

●口座開設申し込みページに接続する
たいていの証券会社では、ホームページで「資料請求」や「口座開設」などの文字をクリックして、必要事項を記入すると、口座開設の書類を取り寄せることができます。ここでは例として、ネット証券の「マネックス・ビーンズ証券」を取り上げます。

ホームページ(http://www.monex.co.jp)に接続すると、ページの左上の方に「口座開設お申込み」と書かれたボタンがあります。

そのボタンをクリックし、次のページで「個人のお客様はこちら」のボタンをクリックします。

●氏名/住所等の情報を入力する
次に、ご自分の氏名や住所等の情報を人力します。すべての入力が終わったら、このページの一番下にある「次へ(入力内容確認)」のボタンをクリックします。

すると、ここまでに人力した内容が表示されます。入力内容に間違いがないかどうかを確認して、「送信」ボタンをクリックします。間違いがある場合は、「送信」ボタンの左にある「戻る」ボタンをクリックして前のページに戻り、内容を修正します。

これで資料請求の申し込みは終わりです。普通は5日ほどで、証券会社から口座開設申し込みの書類一式が送られてきます。

他の証券会社でも手順に大きな違いはありません。各ホームページの指示に従って申し込みを行いましょう。





口座開設書類の記入方法

6月 19
2010



証券会社から口座開設の書類が届いたら、さっそく記入しましょう。
たいていの証券会社では、書類の記入例が添付されているので、それを見ながら必要な項目を記入していきましょう。また、証券会社によっては、請求のときに入力した内容(住所など)が、申込書にあらかじめ印刷されている場合もあります。その場合は、署名と捺印をする程度で、書類が出来上がります。

マネックス・ビーンズ証券の場合は、次のような書き方になります。他社でも記入する項目はおおむね同じです。

●左面の記入方法
マネックス・ビーンズ証券の申込書は、1枚の用紙を半分に析ったものになっています。まず、左側の面の記入方法です。

・申込日
 申込書に記入をした日を書きます。

・氏名等
 ご自分の氏名、住所、性別、生年月日、電話番号、メールアドレス等を記入します。

・職業
 「ご職業」の欄では、自分の職業にチェックマークをつけます。

・世帯主との関係
 「ご世帯主との続柄」の欄には、自分と世帯主との関係で該当するものにチェックをつけます。また、自分が世帯主本人でない場合は、「ご世帯主について」の欄に、世帯主の氏名、勤務先、役職を記人します。

・出金先口座
 証券会社の口座からお金を引き出す際の、振込先の口座(自分の銀行等の口座)の情報を記入します。銀行口座と郵便貯金口座のどちらかを選んで記入します。

・入金先口座
 証券会社の自分の口座に入金する際には、証券会社から指定される銀行口座にお金を振り込みます。その銀行口座として、どこの銀行を使うかを指定します。ご自分のお持ちの銀行口座に合わせて、銀行を選ぶと良いでしょう。

・お届け印
 証券会社に届け出る印鑑で、この欄に捺印をします。今後、さまざまな手続きの際に、ここで指定した印鑑を使うことになります(例えば、配当を受け取る際など)。印鑑はなくさないように注意しましょう。

・暗証番号
 口座を利用する際の暗証番号を、自分で決めて記入します。他の人に推測しにくい番号にしておきましょう。自宅の電話番号や、自分の誕生日などは、推測されやすいので使わないようにしましょう。

・本人確認書類
 申込書には本人確認書類を添付することが必要です。添付する書類に応じて、チェックマークをつけます。この例では、運転免許証のコピーを同封することにしたので「運転免許証」にチェックをつけています。

●右面の記入方法
 次に、右面にも必要事項を記入します。

・特定口座
 特定口座を開設するかどうかを指定します。通常は、源泉徴収ありの特定口座を開設するようにします。
また、源泉徴収ありを選んだ場合で、申し込みの年の1月1日時点の住所が現在の住所と違う場合は、1月1日時点に住んでいた場所の都道府県を記入します。

・確認事項
 金融資産や投資経験などについての質問があるので、それぞれの質問で該当する項目にチェックマークをつけます。

・未成年者の場合
 未成年の方が口座を開設する場合は、親権者の同意が必要になります。
親権者の氏名や住所などを記入します。

口座開設書類に必要事項を記入・捺印したら、もう一度内容をよく確認します。記入洩れがあると、せっかく証券会社に書類を送っても、また送り返されてくることがあります。内容の確認が終わったら、本人確認書類(運転免許証のコピーなど)を添えて、証券会社に返送します。口座開設書類の中に返送用の封筒も同封されているので、それを使うと良いでしょう。

口座開設書類を返送すると、1週間前後で口座が開設されて、口座開設完了通知が送られてきます。その中には、自分の口座番号/暗証番号(またはパスワード)や、株の購入代金を振り込む際の銀行口座の情報などが書かれています。

自分の口座番号や暗証番号は、インターネット株取引の画面に入る(ログインする)際に使うので、しっかりと保管しておきましょう。

また、証券会社によっては、初めてログインする際には、パスワードを設定するなどの作業が必要な場合があります。その場合は、口座開設完了通知に手順が記載されているので、それに従って操作しましょう。





口座にログインする

6月 19
2010



口座開設が終わったら、一度ログインしてみましょう。
証券会社のトップページに接続すると、見やすい場所に「ログイン」等と書かれたところがあります。そこをクリックすると、ロダインのページに移動します。

マネックス証券の場合は、トップページの左上に「ログイン」と表示されているので、そこをクリックしてロダインのページを開きます。そして、「ログインID」と「パスワード」の欄に、ログインIDと初期パスワードを入力します。
これらの情報は、口座開設完了通知の書類に記載されています。

入力が終わったら、「標準メニュー」の下にある「ログイン」のボタンをクリック
します。これで、取引等のメニューの画面が表示されます。

なお、パスワードの変更が可能な場合は、証券会社から送られてきた書類に書かれていた初期パスワードのままで使い続けることは、セキュリティ上問題があります。

なるべく早いうちに、自分で作成したパスワードに変更しましょう。パスワードの変更方法は、それぞれのページに書いてあるはずなので、その指示に従って変更しましょう。

中にはパスワードの変更ができない証券会社もありますが、その場合はパスワードが書かれた書類を無くしたり盗まれたりしないように厳重に管理しておきましょう。





口座に代金を入金する

6月 19
2010



口座ができると株の売買を始めることができますが、その前に代金を入金しておくことが必要です。

口座開設完了通知には、代金を入金する際の振込先銀行口座の情報が書かれています。近くの銀行からその振込先銀行口座に、代金を振り込みます。

振り込み手数料は、自分持ちになるところもあれば、証券会社が負担してくれるところもあります。自分持ちの場合は、こまごまと振込みをしていると振込み手数料が結構かかってしまうので、ある程度まとまった額を一度に振り込む方が良いでしょう。

なお、証券会社によっては、株を買った時点で、自分の銀行口座から代金が自動引き落としされるところもあります。その場合は、自分の銀行口座に十分な資金を用意しておくことが必要です。

最近では、銀行口座もインターネットを介して利用できます。また、インターネット専業の銀行も増えてきています。このような銀行の機能を利用すれば、口座からの代金の出し入れもパソコンから指示することができ、各種の手数料も従来の銀行に比べて非常に安くなっています(無料である場合もあります)。お金を扱う際に不必要にコストがかからないように工夫しましょう。