パスワードの管理

6月 01
2010



インターネットを使っていると、ネット取引の画面にログインするときなど、さまざまな場面でIDとパスワードを入力することがあります。パスワードの決め方や保管には、十分に注意が必要です。

パスワードは見破られないようなものにする

パスワードを自分で作る場合は、銀行の暗証番号等と同じく、簡単に見破られるようなものではいけません。パスワードを見破られてしまうと、悪意のある人が自分のネット取引の口座に勝手にログインして、株を勝手に売買されてしまうなどの被害が出る恐れがあります。

「IDとパスワードを同じにしている」「パスワードに生年月日や電話番号を入れている」といったような場合は、パスワードを見破られやすくなります。そのようなパスワードは、絶対に避けましょう。

アルファベットと数字とをランダムに混ぜたパスワードにしておけば、見破られる可能性は極めて低くなります。そのようなパスワードにしておくことが望ましいでしょう。

パスワードは別々にする

また、ネット取引以外のさまざまなサービスを利用している場合は、それぞれのサービスでパスワードを別にしておくべきです。すべてのパスワードを同じにしていた場合は、そのパスワードが漏れてしまうと、すべてのサービスに勝手に侵入される恐れが出てきます。

メモした場合は厳重に管理する

本来、パスワードは他人に見られないように、暗記しておいてメモもしないほうが良いと言われています。しかし、現実的には複数のパスワードを完全に暗記して忘れないようにするのは、よほど記憶力が良い人でもなければ不可能です。

パスワードを忘れてしまった場合でも普通は再変更かできますが、そのための手続きは会社などによって異なっており、たいていは非常に面倒です。いざというときの用心のためにもメモをせざるをえないことが多いでしょう。

しかし、パスワードをメモした紙が盗まれてしまうと、そのパスワードが不正に使用されてしまいます。また、手帳などにメモしておくと、外で落としたのを拾われたり、盗み見られたりしても同じように不正使用される危険性があります。

なお、パソコンのそばや机の上にパスワードのメモをはりつけたりしている場合も、他人に盗み見られる危険性があります。 パスワードをメモした場合は、そのメモを盗まれたり、なくしたり、他人に盗み見られたりしないように、銀行の通帳や印鑑を管理するぐらいの気持ちで、厳重に管理しておきましょう。

ときどきはパスワードを変更する

同じパスワードを長い間使い続けていると、見破られたり盗まれたりする危険性は高くなります。パスワードの変更には手間もかかりますから、頻繁に行うことは現実的には難しいでしょうが、ときどきはパスワードを変更するほうが安全です。





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