損切りを行うには自動売買が便利

6月 10
2010



通常の売買では、株価などの状況を見ながら、指値をいくらにするかを自分で指定することが多いものです。

ただし、そのような方法ではなく、あらかじめ「株価が○○円になったら買い、そのあとXX円になったら売る」といった注文をまとめて出しておいて、自動的に売買が行われるようにする方法もあります。このような手法のことを、「自動売買」と呼びます。

自動売買を使うことで、根切りや利益確定を自動的に行うことができ、根切りをし損ねるといったミスを減らすことができます。ただし、自動売買ができる証券会社は限られています。ここでは自動売買ができる証券会社を何社かご紹介します。





カブドットコム証券「自動売買ができる証券会社」

6月 10
2010



カブドットコム証券(http://www.kabu.com)が、もっとも積極的に取り入れています。多彩な自動売買を行うことができ、使いこなすことで、投資の幅が広がります。

自動売買の中で代表的なものに「逆指値」(ぎゃくさしね)がありますが、カブドットコム証券は逆指値にいち早く対応し、そのあともさまざまな自動売買を取り入れています。

<カブドットコム証券で行うことができる自動売買>

●逆指値: 通常の指値とは逆に、指定した株価を上回ったときに買い、下回ったときに売る指値

●W(ダブル)指値: 指値と逆指値を同時に出す

●Uターン注文: 買い注文と同時に、手仕舞いのための売り注文も同時に出す

●リレー注文: 「A株の売却代金でB株を買う」というような―連の注文を一度に出す

●±指値: 「株価が始値から○円上がったら買い」などのように、基準の株価から一定幅の値動きがあったときに注文を出す

●バスケット(一括発注): ある条件が成立したときに、複数の銘柄の売買注文を一度にまとめて出す





マネックス証券「自動売買ができる証券会社」

6月 10
2010



マネックス・ビーンズ証券(httP://www.monex.co.jp)は、2005年5月にマネックス証券と日興ビーンズ証券が合併してできた証券会社です。合併前の日興ビーンズ証券には自動売買の機能がありましたが、それを受け継いでマネックス・ビーンズ証券でも
自動売買をすることができます。

カブドットコム証券と同様に、逆指値をはじめとして、さまざまな自動売買注文を行うことができるようになっています。

<マネックス・ビーンズ証券で行うことができる自動売買>

●逆指値: 通常の指値とは逆に、指定した株価を上回ったときに買い、下回ったときに売る指値

●ツイン指値: 指値と逆指値を同時に出す

●リバース注文: 買い注文と同時に、手仕舞いのための売り注文も同時に出す

●連続注文: 「A株の売却代金でB株を買う」というような一連の注文を一度に出す

●サーフィントレード: デイトレードに適したサービス


 





楽天証券「自動売買ができる証券会社」

6月 10
2010



楽天証券(http://www.rakuten-sec.co.jp)では、「逆指値注文」「逆指値付通常注文」「注文予約」の3つの自動売買に対応しています。

逆指値注文は、カブドットコム証券等のものと同じです。逆指値付通常注文は、カブドットコム証券の「W指値」やマネックス・ビーンズ証券の「ツイン指値」と同様に、指値と逆指値の2つの注文を同時に出すものです。また、注文予約機能は、複数の注文をまとめて出す機能です。

ただし、これらの注文は通常のインターネットブラウザの画面で行うのではなく、「Market SPeed (マーケットスピード)」という専用のソフトを使って行います。

Market Speedは3か月につき6,300円の有料サービスですが、新規申込み後の3か月間は無料で使うことができます。また、そのあとも3か月内に一度以上注文が約定すれば、その次の3か月間は無料で使うことができます。