手数料の安さも重要

7月 10
2010



中期売買や長期売買では、売買の頻度はあまり高くなく、またある程度値上がりしてから売るので、手数料によって資金が減るという影響はわずかです。しかし、短期売買やデイトレードでは頻繁に売買を行うことになるので、手数料を無視することができません。

たとえば、楽天証券を使って、1日の約定金額が100万円以内に納まるようにデイトレードを行うものとします。楽天証蔡の「いちにち定額コース」では、約定金額が100万円以内であれば手数料は945円です。ただし、同じ株を1日のうちに買って売る日計り取引の場合は、買いもしくは売りの金額のどちらか片方は約定金額に合まれません。

1日の約定金額が100万円以内ということなので、有料の約定分を100万円に抑える必要があります。 40万円分の株を買い、41万円でその日のうちに売ったとすると、この41万円の手数料は日計り取引なので無料です。次に55万円の株を買って翌日に持ち越したら、40万円十55万円=95万円で100万円以内に収まっているので、今日の手数料は945円です。

なお、この日の利益1万円から手数料945円が差し引かれるので、実際の利益は9,055円になります。もし60万円以上を購入して合計100万円を越えてしまったら、手数料は一気に3,150円になってしまうので、利益は10,000円-3,150円で6,850円に減ってしまいます。

このように、短期売買では手数料の影響は非常に大きなものです。できるだけ手数料の安い証券会社を選び、手数料で資金が目減りすることを防ぐ必要があります。特に、資金が少額であるほど、相対的に手数料が割高になるので、手数料により敏感になる必要があります。





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