株の銘柄を選ぶスクリーニングとは

7月 13
2010



上場企業は多数あり、その中から良さそうな企業を探すのは、なかなか大変なことです。そこで、パソコンを使って、良さそうな企業を検索してみることにしましょう。

色々な条件を指定して銘柄を探すことを「スクリーニング」と呼びます。手作業でスクリーニングを行うと非常に時間がかかりますが、パソコンなら一瞬にして検索することができます。ネット証券では、情報提供サービスの一種として、スクリーニング機能を提供しているところもあります。

ファンダメンタル面から銘柄を選ぶ場合、PERやPBRといった指標で条件を決めて、銘柄を絞り込んでいきます。例えば「PERは30倍以下、PBRは2倍以下」といった条件を決めます。また、テクニカル指標(例えば乖離率など)で検索することもできます。インターネット株取引では、必須のテクニックと言えるでしょう。


 



スクリーニング方法の例

7月 13
2010



ここでは例として、ネット証券の松井証券のサービスを利用して、スクリーニングを行ってみましょう。ただし、このサービスは松井証券の口座を持っていないと利用することができないので、お持ちでない場合は実際に操作する必要はありません。例として見ておきましょう。その場合は、口座をお持ちの証券会社のものや、あとで紹介する無料サービスなどを使うとよいでしょう。

●スクリーニングのページに接続する
松井証券では「Quick ISWeb」というサービスの1つとして、スクリーニング機能が提供されています。松井証券の自分の口座にログインして、画面上端のメニューで「情報検索」をクリクします。これで「QUICK情報」のページが表示されるので「起動する」のボタンをクリックします。すると「QUICK情報」のページが開きます。その左端にメニューがあり、その中に「銘柄スクリーニング」というボタンがあるので、それをクリックします。

●条件を指定する
ここまでが終わると、スクリーニングの条件を指定する画面が開きます。取引所/上場部/業種/最低投資金額/指標等の条件を設定し、結果の表示方法も設定して「検索実行」ボタンをクリックします。例えば、次のような条件でスクリーニングをしてみるものとしましょう。これらの条件を設定すると、次の画面のようになります。

これらの条件を設定して「検索実行」ボタンをクリックすると、結果は次の画面のようになりました。条件に合う銘柄が138も見つかっています(結果は検索時期によって異なります)。

このようにしてスクリーニングを行ったあと、さらに自分の好みに合わせて銘柄を絞り込んでいけば、良さそうな銘柄を選択することができます。


 



無料でスクリーニングが使えるサイト

7月 13
2010



さきほどは松井証券のスクリーニング機能を例に取り上げましたが、この機能は松井証券に口座を持っていないと使うことができません。「まだネット証券に口座を開設していないが、スクリーニングを試してみたい」という方には、次のような無料のスクリーニングサービスがあります。

株マップ.com
無料版と有料版のサービスがあります。無料版はシンプルなスクリーニングのみ行うことができます。

http://www.kabumap.com/

トレーダーズ・ウェブ
どちらかと言えば、テクニカル分析でのスクリーニングが主体になっていますが、ファンダメンタル系のスクリーニングもある程度は行うことができます。

http://www.traders.cojp/investment/too1/screening/screeningJop.asp

また、会社四季報には、パソコンの画面上で見ることができるものもあります(会
社四季報CD-ROM、税込み定価5,880円)。これには、かなり強力なスクリーニング機能があります。ただし、強力な分だけ設定が複雑なので、操作も難しくなっています。