ROEを高める事が要求されるようになった

7月 07
2010



株式の持ち合いが崩れる一方で、外国人投資家など、投資目的で株を持つ大口投資家が株を保有する割合が高まりました。そして、企業に対して「株主資本に見合った利益を上げろ」と要求することが多くなってきました。
 
その結果、企業側もROEを重視せざるを得なくなってきました。ここ数年では「ROEを○○%に引き上げることを経営目標にする」と言う企業も増えています。逆に言えば、ROEを軽視するような経営をしている企業は、大口の投資家に見放される可能性が強くなり、株価が下がることが予想されます。「ROEを重視している企業かどうか」ということは、重要なチェックポイントだと言えるでしょう。
 
ただし、日本企業のROEは、以前よりは改善したものの、まだそれほど高くありません。アメリカの企業では、ROEが20%ぐらいあるところは珍しくありません。しかし、日本の企業ではROEが10%を超えているところは少なく、一ケタ台の%のところが多くなっています。





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