1株当たり純資産と株価の関係=PBR

6月 14
2010



1株あたり純資産と株価との関係を表す指標として「株価純資産倍率」というものがあります。英語で書くと「Price Book-value Ratio (プライス・ブックバリュー・レシオ)」なので、頭文字をとって「PBR」と呼びます。

PBRは、株価が1株あたり純資産の何倍になっているかを表します。式で書くと次のようになります。単位は「倍」です。

例えば、トヨタ自動車の1株あたり純資産は、2004年9月末時点で2,603円です。また、2005年4月の時点の株価は4,000円程度です。株価4,000円としてPBRを計算すると、次のようになります。

PBRが高い企業は、純資産の割に株価が高いことを意味します。そのような企業は、株価が上がりすぎている可能性があります。逆にPBRが低い企業は純資産の割に株価が低く、今後に株価が上がる可能性があります。

ただし、PBRが低くても、今後の成長が見込めそうになければ、株価は上がりにくいでしょう。 PBRが低くて、なおかつ成長性が高い企業が、投資対象として良いことになります。

東証一部の企業では、PBRが1倍前後のところが多くなっています。

なお、個々の企業の現在のPBRは、Yahoo!ファイナンス等のサービスを使うと調べることができます。

 





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