会社四季報の見方

5月 13
2010



会社四季報には、個々の企業についてのさまざまな情報が掲載されています。ただし、そのすべてを詳細に見る必要はありません。ここでは、重点的に押さえておきたいポイントを取り上げます。
次の図は、2005年春号の会社四季根から、トヨタ自動車の部分を取り出したものです。四角で囲んだ部分が特に重要なところです。

●「株式」の部分
まず、①の「株式」の部分を見てみましょう。ここには、その企業が発行している株式の数と、1単元あたりの株数が書かれています。 トヨタ自動車の場合は、発行済み株式数が3,609,997,000株で、1単元の株数は100株になっていることが分かります。

あとの節で企業の業績や財務の見方を学びますが、その際には発行済み株式数を使います。また、1単元あたりの株数は、実際に株を売買する際に重要です。
株を売買する際には1単元の整数倍の株数でなければなりません。

●「財務」の部分
②の「財務」の部分には、その企業の財務状況を要約が掲載されています。「総資産」や「株主資本」といった値が出ていますが、これらをもとにして財務の安定性を判断します。

●「業績」の部分
③の「業績」の部分は、過去数年間にわたるその企業の業績が掲載されています。
「売上」「営業利益」「経常利益」などの値がありますが、これらの利益から株価が今後伸びそうかどうかを判断します。

●株価の推移の部分
各ページの上端には、これまでの株価の動きをグラフで表した株価チャートが入っています。株価チャートを見て、現在の株価が高いのか安いのかを判断して、売買のタイミングを判断します。
ただし、四季報に入っているチャートは月単位で描かれたもので、大まかな株価の動きしか分かりません。最近の株価の動きは、インターネットを利用して調べる必要があります。

 





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